本巣市教育委員会 本巣市教育委員会 Motosu City Board of Education

お知らせ

News

2020年09月03日 08:46

本巣市小学校ノーランドセルで登校しています! ~コロナ禍での熱中症対策~

 本巣市教育委員会は、コロナ禍での熱中症対策として、全小学校でノーランドセル登校を実施することを決め、学校スタートの8月19日(水)から取り組んでいます。
 
 コロナ禍によって、夏季休業日が短縮されましたが、今年はまだ猛暑が続いていることを受け、ノーランドセル登校に踏み切りました。新型コロナウイルス感染症対策に配慮しながら、熱中症から子供たちの命を守ることを最優先に考え、特に、小学生にとって重く背中に負担がかかり熱気がこもりやすいランドセルの使用をやめ、ノーランドセルでの登下校を実施することにしました。
 具体的には、ランドセルは使用せず、軽微なショルダーバッグ等(両手が自由になり身軽になる小さなカバンやバッグ)に筆記用具、連絡帳、健康カード、水筒等必要なもののみを入れ、身軽に登校できるようにしています。また、それに加え、登下校中は、通気性のよい帽子、日傘、ネッククーラー、保冷剤等を使用することも認め、子ども自身が暑さから身を守る力を身に付けることもねらっています。
 授業は、教科書が手元になくても学習ができるよう市内小中学校の全教室に配備している電子黒板を活用して、デジタル教科書を全体に大きく投影しながら、普段どおりの学習を実施します。体育についても、暑さ指数が高い時は、保健の学習や他教科に切り替える対応をとるなどできる限りの熱中症対策を進めています。
 その他、これまで行っていた休憩時間の確保、小まめな水分補給、通学時暑いときは距離を保ちながらマスクを外すなどの対策も引き続き行っていきます。
 これらの措置は、9月末まで実施していくことにしています。中学校においても、できるかぎり同様の対応で進めています。

 なお、2018年に文部科学省は、通学時のランドセルの重さを問題視して、「教科書等を学校に置いてもよい」という通知を出しています。

 今後は、家庭学習で必要のない教科書やノート、副教材は学校に置き、家庭学習で必要なものだけを自分で考え、持って帰る取組へとつなげていきたいと考えています。

 教育委員会や学校は、子供の命を守るために最善を尽くすことが役割です。さらに、子供たち自身が、自分の命を自分で守り切る力を身に付けていくことも忘れてはいけません。こうした使命が、教育に携わる私たちにあると考えています。