学校教育アラカルト
『本巣市こどもの権利条例』制定に向けた児童会・生徒会プレサミット会議を開催しました
本巣市では、市内の小中義学校に通う2513人全ての子どもたちの「幸せに生きるために、こんなことを大切にしたい」という思いをもとに、子どもたちの手で『本巣市こどもの権利条例』を創りあげる取組をしています。『本巣市こどもの権利条例』は、大人から示される権利ではなく、今の幸せと未来の幸せを、自分の思いも他の子の思いも込めて言葉にしていきます。
9月11日(水)は、本巣中学校を会場に、根尾学園、外山小学校、本巣小学校、本巣中学校の代表児童生徒が、糸貫中学校を会場に、席田小学校、土貴野小学校、一色小学校、糸貫中学校の代表児童生徒が集まり、『本巣市こどもの権利条例』制定に向けた児童会・生徒会プレサミット会議を開催しました。
代表者それぞれが「わたしのとびっきりのこどもの権利条例」を書き、言葉に込めた願いを交流しました。この会の進行に、シナリオも指示もありません。それでも子どもたちは、思いが込められた条文にするためには、願いを知ることが大切だと自分たちで考えた方法で交流を進めました。
今後、各学校に戻り、全校児童生徒一人ひとりの願いを込めた「〇〇学校版 こどもの権利条例原案」を創るとともに、それらをもとにして11月の児童会・生徒会サミットで草案を創っていきます。
9月30日(月)は、真正中学校を会場に、弾正小学校、真桑小学校、真正中学校の代表児童生徒が集まり、プレサミット会議を開催します。木村泰子先生も参加される予定です。
根尾学園に多くの方々が視察に訪れています!
根尾学園が開講して3年目を迎えています。公立であっても様々な学びに挑戦する学校を目指してきました。これまでにも多くの方々が根尾学園の教育に関心をもたれ視察に訪れています。今回もこれから入学を控えてみえる保護者の方々が視察されました。
授業を参観されましたが、子供たちが自由に学んでいる姿に感心されていました。
根尾学園の成果が県内外に広がっています。
根尾学園の総合的な学習の時間の様子を参観していただきました
9月5日(木)加藤智 文部科学省初等中等教育局教育課程 教科調査官を根尾学園にお招きし、中等部や高等部の総合的な学習の時間の授業参観をしていただきました。その後、先生方を対象とした研修会を行いました。加藤調査官からは、総合的な学習の時間において、身の回りの問題を自分事として捉える力を高めることで、自律的な探究を進めていけることや、深まりのある探究とするためにも、ゴールとなる理想の姿を具体的にイメージさせることの必要性を教えていただきました。
11月21日(木)の公表会に向け、先生方も生徒と共に取り組んでいく方向性を具体的にすることができました。
平和学習展
8月2日(金)~8月30日(金)まで、しんせいほんの森にて「平和学習展」を開催しました。
国語科の授業で戦争にかかわる教材から学んだことの作文や、広島平和研修のまとめ、今年度、本巣市で制定に向けて取り組んでいる「本巣市こどもの権利条例」についてなど、各学校の児童生徒の学びを展示しました。
大変多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。感想の一部を紹介します。
中学生:学校で学習したこととは違った視点で戦争について調べてまとめてあり、より自分の戦争に対する考えを深めることができた。改めて、戦争は絶対に起こしてはならないと実感した。
保護者:「一つの花」は、音読で何度も子どもから読み聞かせてもらった作品です。同世代の子どもたちの感想文を読むことができて貴重でした。
一般の方:私たち大人も、もう一度平和について考え、未来ある子どもたちが安心して暮らせる世の中にできるよう努めたいと思った。
本巣市では、今後も平和について学ぶ機会を大切にし、市民の方に広く知っていただくとともに、平和について考える場を提供していきます。
本巣市総合防災訓練 ホープ防災士が大活躍
8月25日(日)は本巣市総合防災訓練でした。コロナ禍により縮小されておこなわれていました。しかし、今年度は大規模に開催され、中学生、高校生で組織するホープ防災リーダーが大活躍でした。
このメンバーは7月下旬、宮城県や岩手県を訪問して、東日本大震災について学んできたばかりです。
この経験を生かした発表をしておりました。地域の皆さんに防災について関心を持ってもらえるよう熱心に話す姿がすばらしかったです。