本巣市立一色小学校 本巣市立一色小学校 Motosu City Ishiki Elementary School

校長挨拶

Principal’s greeting


「令和7年度のスタートにあたって」校長よりご挨拶

かんがえよう つたえよう やってみよう!

一色小学校長:野々村 元

 令和7年度は、新入生29名と転入生2名を加えて全校児童157名となり、市内小学校で唯一児童数が増えて、スタートしました。先日の全校朝会で、子どもたちに向けて、次のような話をしました。

 「昨年一年間、学ぶ目的は『ひとりだち』をするため、もう少しやさしい言葉で言うと、『自分たちのことは自分たちでできるようになる』ためと話してきました。皆さんは、あいさつを通して仲間とかかわり、集合時刻など仲間との約束を守り、掃除など仲間の中での役割を果たしました。何か困ったら、みんなで話し合って解決することもできました。もう、自分たちのことは自分たちでできます。今年は、少しレベルアップして、『自分たちの学校は自分たちがつくる』ことに挑戦しましょう。そこで、大切なことは「考えること」、「伝えること」、「やってみること」です。授業や生活の場をよりよくするために、自分の頭で「考え」、仲間に「伝え」、みんなで「やってみましょう」。」

 令和7年4月1日に、子どもたちの思いを基にした本巣市「こどもの権利条例」が施行されました。『自分の学校は自分がつくる~「自分」を認めてもらえる権利~』という言葉が、その中核になっています。今年のサブテーマ「自分たちの学校は自分たちがつくる」はこれを受けています。昨年、全校児童の書いた思いを読み、「みんなが笑顔になるために何が大切なのか」を児童の企画代表委員が話し合う中で、「障がいを持った子も同じように活動していけるようにしたい」、「学校に来づらい子の思いも大事にしたい」などの意見が出て、一色小版の権利条例に明文化されました。人はひとりひとり、見た目も考えていることも違います。やってみたいことやそのわけをひとりひとりが考え、仲間とわかりあうために思いを伝え、みんなでやってみることを大切にしていきたいと考えています。
 家庭や地域におかれましても、ご理解、ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。

子どもたちとの「5つの約束」

① 意味あることにがんばる子を、先生たちは精一杯応援します。
② がんばる仲間の足を引っ張る子には先生たちはみんなで指導します。
③ 困ったら、一番相談しやすい先生に相談しましょう。
④ 困っている子がいたら、そっと先生に伝えましょう。
⑤ 先生たちは、相談されたら、その日のうちに問題解決に動き出します。

 私たち一色小学校の教職員は、子どもたちと「5つの約束」をし、誰もが安心して生活できる学校を創っていきます。困ったことがありましたら、話しやすい教職員にご相談ください。お子さんを守り、支えていきます。
 子どもを中心にして、学校、家庭、地域が心をひとつに、教育(共育)にあたっていきましょう。