園長あいさつ
Principal
最上位目標としての「園の教育目標」
令和7年度がスタートしました。職員一同、今年度も子どもたちの健やかな成長を願って、力を合わせて取り組んでまいります。変わらぬご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
さて、今年度も見出しを最上位目標としての「園の教育目標」としました。園舎の玄関にも掲げられている「園の教育目標」は、私たち大人が目指すべき最上位の目標です。この目標をめざして下記のような3つの姿を日常生活や行事の中で子どもたちと確認し合いながら進めていきます。
【園の教育目標】
健康で明るく美しい心の子の育成
よく考える子
自分で判断し進んで行動する(知的好奇心)
◆考える力
子ども自身が試行錯誤しながらじっくり考えることで、考える力は育ちます。数や文字を、ただ覚えるのではなく、まずは興味をもって、必要だと思うことが、学びの基本になります。
なかよくする子
思いやりの心をもち友達を大切にする(あたたかい心)
◆人と関わる力
人と直接関わって力を合わせること、よい関係をつくるためにルールを守るなど、対人関係の基本を幼児期に育てていくことが大事です。
つよい子
豊かな感性をもちあきらめず最後までやり抜く(意欲的な行動)
◆体を使う力
体をうまく使うことや手先が器用になるなど、さまざまな技術を覚えていくこと、五感で感じとる感性、運動にとどまらず、自然や生命を感じることも、体を使う力のひとつです。
ご家庭や地域でもこれら3つの窓を参考にして子どもたちを見守っていただき、お声掛けいただけるとありがたいです。そして、私たち園児に関わる全ての大人が、「子どもの未熟さを愛おしむ優しさ」と「せかさないでゆっくりとかまえたおおらかさ」をもって、子どもに関わっていきたいと思います。また、人の心に寄り添った保育を行うために3年前よりキーワードとしてお伝えしてきた「HERO」の心を大切にしてご家庭と連携していきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
Help(助け合う心) :一人一人が互いの力を寄せ合って助け合うこと
Empathy(共感する心) :人の憂いがわかること
Respect(尊重する心) :丁寧に応対し、相手を敬うこと
Open-mind(受け入れる心):相手を許し、受け入れること
【教育方針】
🍀主体的な遊びから学びへ‥‥
戸外遊びや室内遊びで自分のやりたい遊びを見付け,夢中になって遊ぶことができるように遊びの時間を保障しています。遊びの中で子供の姿を様々な側面から捉え,発達に必要な経験ができるようにし,『生きる力の基礎』を育んでいます。
🍀多様な人との関わりの中で‥‥
園生活の中で,友達と関わりながら,人と関わることの楽しさを通して人への信頼感がもてるようにしています。一緒に遊びたいと思う友達を好きになることで,お互いを必要とする存在になり,人の温かさに触れることで思いやりの気持ちを育んでいきます。
地域の方々の畑に出掛けたり,園に招いたりすることで,身近な大人に親しみ関わり,社会性が養われます。
【本園の特色】
🍀小学校との連携
幼児園のすぐ北にあることから,利便性を生かし小学校との連携の中で,子供同士の交流を多く取り入れています。小学校への学びにつないでいくために幼小の滑らかな接続を考え,職員の連携も密に図っています。
🍀保護者と共に‥‥
心身のしなやかさとたくましさを備えた夢のある子供を地域で育てることが大切であると感じています。保護者一人一人が自ら学ぶことができるようPTA組織をつくり,保護者の『子育て学習の場』『親育ちの場』としています。PTA役員の方々を中心とし,保護者と職員が手を取り合い、お互いに高め合っていく機会をつくっています。