本巣市立本巣中学校 本巣市立本巣中学校 Motosu City Motosu Junior High School

校長挨拶

Principal’s Greeting

 本年度の入学式・始業式で、生徒のみなさんに『愛』という言葉を贈りました。
 理由は3つです。1つ目は、「本巣市こどもの権利条例」の副題『「自分」を認めてもらえる権利』にちなんでです。一昨年度、権利条例を制定する際、各校の代表の子どもたちは、「自分らしさ」なのか「自分」なのか、議論を繰り返しました。行き着いた結論は「強さも弱さも、まるごと自分を見てもらえたら…」という願いから「自分」になりました。そして、「自分」を認めてもらえれば、きっと、主題「自分の学校は自分がつくる」ひいては「社会を自分がつくる」エネルギーが生まれるという考え方です。ちなみに、私が赴任して以来、生徒のみなさんに伝え続けているのも、「すべてひっくるめて一人一人がすばらしい」です。うまくいくときもあれば、うまくいかないときもあります。自信をもってできることもあれば、不安なこともあります。けれど、それらも全部ひっくるめて、生徒のみなさんは、一人一人が、かけがえのないすばらしい存在です。

 2つ目は、「本巣中学校こどもの権利条例」にちなんでです。
  一条 整った環境で学べる権利
  二条 安全・安心が保障される権利
  三条 個人の意見が尊重され、反映される権利
  四条 自由に追求できる権利
  五条 差別されずに平等に暮らせる権利
  六条 一人一人の存在が大切にされる権利
 六条に「一人一人の存在が大切にされる権利」があります。「愛」があってこそ、成し得るものです。何より、本校の権利条例やそれに関する取組を行う中で、本校生徒会に生まれた文化「全校みんなで生徒会」「不安な声こそ大切にする」「この先、本校に入学してくる小学生や幼児園の子たちのことまで考える」は「愛そのもの」と考えます。今年度、これらの言葉が真の意味をもつよう、生徒会を応援していきたいと思います。

 3つ目は、昨年度に改定した本校の教育目標「自ら学び、自ら律し、自他を愛するわたしを磨く」にちなんでです。この中の、特に「自他を愛する」には、次の願いを込めています。
・誰しも、うまくいくときもあれば、うまくいかないときもあるし、自信をもってできることもあれば、不安なこともある。大雨の日もあるだろう、風の強さを知る日もあるだろう。どうしようもないときは、晴れるのを待てばいい。けれど、雲の上には必ず青空があるように、あなたの夢や願いを抱き続けよう、探し続けよう。
・雲の上には 青空がある - 人の行動の裏にある心に、思いを馳せられる大人になろう。私たちは、行動という目に見えるもので、その人を判断することがある。けれど、雲の上に青空があるように、その人には、もっと深い願いや思いがあるのかもしれない、と考えてみよう。それが「慮る」ということなのだと思います。(令和7年度卒業式の式辞より)
 この3つに共通するものが『愛』と捉え、入学式・始業式で生徒のみなさんに贈った次第です。「愛があふれる本巣中学校」ひいては「愛を届け続ける本巣中生」を目指して、160名の生徒のみなさんと、令和8年度を歩んでいきたいです。

 さて、前半に「すべてひっくるめて一人一人がすばらしい」と書きましたが、生徒のみなさんには、加えて「私たち職員は、ひたむきに頑張る人を応援します。しかし、仲間を否定する言葉や行動には、改善を求めます。もし、自分にピンチが訪れそうになったら、仲間にピンチが訪れそうになったら、相談しやすいどの職員でもよいので相談してください。家の人に相談しましょう。困ったときは「助けてほしい」「助けてあげて」と言えばよいのです。あなたは、決して一人ではありません。」ということも伝えました。

 今年度が、生徒のみなさんにとって素敵な1年となるよう、共に頑張っていきます。保護者の皆様、地域の皆様には、今年度も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
(令和8年4月 校長 岩井 隆史)