弾正小学校  学校紹介  校長の挨拶

 

 4月8日,46名の新入生を迎え,全校児童269名と教職員31名で,新年度がスタートしました。今年度は,平成最後の年であると同時に,新しい年「令和」がスタートする年でもあります。この記念すべき年が,子どもたちにとって,また,保護者,地域の皆様にとって,よりよい年となりますよう,教職員一丸となって教育にあたっていく所存です。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。b.jpg

 さて,前年度末,平成最後の卒業生は,“自分たちの姿で示す”という強い意志のもと,自分たちがやって見せ,先頭列車になって全校を引っ張り,弾正小学校に「良い姿を見て育つ」という文化(校風)を残しました。

 今年度は,その成果の上に立ち,さらに,子どもたちに,『主体性』『自立心(自律心)』を育ていきたいと考えています。これから子どもたちが生きる未来は,変化のスピードが速く,予測不能な世の中になると言われています。しかし,来るべき社会がどのように変わろうとも,社会の変化に主体的に対応し,人間性豊かにたくましく生き抜いていく子どもを育てていきたいと考えるからです。

 常日頃から,子どもたちには,『本当に力』になったとは,「いつでも」「どこでも」「先生や大人がいなくても」できるようになった時だと話しています。今年は,その中の特に「先生や大人がいなくても」に力を入れて指導していきます。

老子の言葉に,「魚を与えるのではなく,魚の釣り方を教えよ」というものがあります。人に魚を与えると1日で食べてしまうが,釣り方を教えれば生涯食べていくことができるという教えです。 私たち大人は,これから先もずっと子どもの前を歩き,露払い(障害を取り除くこと)ができるわけではありません。「困ったら,いつも大人が解決してくれる。」ではなく,自分の力で問題を解決していく術(すべ)を身に付けていくことが大切です。

 子どもたちに『自主性』を育てていくためのキーワードは,“自分で決めさせ,やりきらせ,認め,方向付ける”ことです。子どもに任せたら,むやみに口は出さないが,目は離さない。自己決定をさせることで,そこに責任が生まれます。子どもが決めたことが,多少大人の思いと違っていても,子どもの判断を尊重し,それが最後までがんばりぬけるよう支援していくことが大切です。そして,自分の決めたことをやりきった時a.jpgには大いに褒め,次に目指すべき方向を示す。こうしたサイクルを通して,『主体性』は育まれます。この『主体性』が高まるにつれて,『自立心(自律心)』は育ちます。

私たち大人の願いは,子どもたちが,将来に渡って幸せに生きていってくれることです。そのためにも,遠く将来を見据えながら,目の前の子どもたちを教育していく必要があります。今,行っている教育(家庭でのしつけなども含む)は,将来の子どもたちへの贈り物(投資)です。子どもたちを中心に据えて,学校,家庭,地域が心を一つに,教育(共育)にあたっていきましょう。